2019年8月13日火曜日

三十四通目 2019年8月13日


Pさんへ
 
 昨日、私は地元の図書館でグリフィスの『散り行く花』(1919・米)を観ました。館内の視聴ライブラリーでビデオを鑑賞するのは本当に久しぶりのことでした。資料を引っ張りだしてみたところ8年ぶりでしょうか。「2011/10/21」の『いとこ同志』がもっとも新しい記録です。私の記憶が確かならば『二十四時間の情事』が最後だったような気もします。現存の「利用者券」には『タイム・オブ・ザ・ウルフ』『非情の罠』『十九歳の地図』『カーネギーホール』『コード・アンノウン』『突撃』『死の接吻』『イタリア旅行』『蜘蛛女のキス』『悪魔スヴェンガリ』『審判』『2001年宇宙の旅』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『存在の耐えられない軽さ』『パンドラの箱』がありました。散逸したもののなかには『ビッグ・コンボ』があったことくらいしか思いだせません。これからはまた気まぐれに映画を図書館で観ていきたいです。
 さて、前回のPさんの返信で、この「生存書簡」(一期)の今月いっぱいでの終了を伝えていましたね。長期間、お疲れさまでした。8月27日の私からの書簡で一旦終わりとなります。来春には二期の開始を考えていますが、Pさんはラジオやノートなど企画が目白押しで、私のほうもいろいろと身辺騒がしいので、ここらがいい引き際です。
 定期的に読んでくれていた方もおられたようで、連載中はたいへん励みになりました。トートロジーが散見したと反省しますが、今秋には冊子化を予定していますので、よろしければお目汚しに。
 では、私からもPさんからも、あと一回ずつなにがしか未来への問題提起ができればいいです。

松原

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